コンサートツアー 2000〜2001

「STARS」 38公演目

At 神奈川県民ホール on 2000.7.15

 

〜ガッツポーズ連発の要さん〜

 

セットリスト

M0:OvertureStars

M1:Northern Lights〜輝く君に〜

M2:夢伝説

M3:今夜だけきっと

M4:木蘭の涙

M5:夜更けのリフ

M6:会えないよ

M7:STAND BY ME

M8:マシュ・ケ・ナダ

M9:ジャスミン

10:Stay My Blue〜君が恋しくて〜

11:トワイライト・アヴェニュー

12:追憶

13:君のために…

14:素敵なWink Cat

15:もうチョットだけ何か足りない

16:WHAT A WANDERFUL NIGHT

17:NO! NO! Lucky Lady

18:Goin’ Back To 1981

19:ふたり

EC1:クレイジー・ラブ

EC2:銀座カンカン娘

EC3:東京ブギウギ

EC4:Stars

※M7・M9・M18:日替り楽曲、M13・M14:栄光のスタッフリクエスト楽曲

 

◆ はじめに

今回、生スタレビ初体験の友人を連れて行くことにした。

当初予定していた、メンバーが1人来られなくなった為、きっと気に入ってくれるだろうと思われる人を選び、誘った。

果たして私の目論見は、うまく行くのだろうか?はっきり言って、彼女の反応が非常に楽しみな私。

「仕事で遅れちゃうかもしれないけど…頑張って行く」と言っていた彼女。とりあえず、導入は、オッケーという感じだろうか。

今回の席は、8列目。健ちゃん側だ。割と見やすい位置だった。

 

◆ 本編前半(M1〜M10)

メンバーが出てきたのは、18:06。ここでふと気づいたが、どうもここの所、18:06に開演している。すばらしく同じ時間だ。

ふとそんなことを、思ってしまった。友人は、やはりちょっと遅刻。「夢伝説」の途中に着席したような記憶。

「今夜だけきっと」の後、小さくガッツポーズをする、要さん。それがやけに、キュート。ガッツポーズの拳と笑顔がなんとも言えない。

そんな要さんを見て、初体験の友人は、「要さんって、いつもガッツポーズするの?」と素朴な疑問。

ここでいつものように、トークを繰り広げるが、お約束の、「座ってください」を要さんが言う前に、お客さん着席。

「本当ならここで、言うのに。既に座っちゃってるよ」と、少々残念そうな要さん(笑)。

いつものように、軽快トークを繰り広げる。隣の友人も、要さんの喋りに、笑いをこぼす。「お、しめしめ」と、ほくそえむ私。

メンバー紹介のコーナー。どうも、今日は、凄く軽快な要さん。いつも以上に、生き生きしている。

メンバー紹介に入ろうとすると、柿沼さんが、マイクを通さずに、「メンバー紹介」と、要さんに伝える。

そう、この日要さんは、「メンバー紹介」と言葉を発せずに、紹介しようとしていたのだ。

「忘れてた」と、要さん。「しかし、なにもマイク離して、『メンバー紹介』って伝えなくてもいいんじゃないの?」と、柿沼さんに言い放つ要さん。

さて、気を取りなおして、メンバー紹介。

いつもより、元気な寺田さんに対して、「明日は日曜日だからですかね?と言っても休みじゃないですけど」と要さん。

そしてついた名前が、「サタデー寺田」。VOHさんには、「オドリリス林」と付けていた(何故だか忘れたけど)。

やはりいつも以上に勢いのついた、トーク。面白くて仕方がない。

さて、本日の座談会(と、今回は言っていた)のテーマは、「私、最近までこういう歌だと思っていました」。

「赤い靴」から始まったこのテーマ。何でも、「赤い靴〜はいてた〜女の子〜ひいじいさんに連れられて(本当は異人さんに連れられて)〜♪」と、

よく間違えられるというのが、お題の発祥。要さんは、その後も陽気に喋る。

「巨人の星のテーマ」の、「思いこんだら〜♪」を、「重いコンドラ」と間違えてた

(なんでも、アニメの映像がちょうど、グランドを均すローラーのシーンで、それを『コンドラ』と思ったという話)。

「『涙』を作ったときに、「もう泣かないで、笑顔見せて、気味が悪いわけじゃない」と、思われたらどうしようと、

俺は思って作ってたんだよ」とも言う要さん。VOHさんは、「ラブソングでそんな風に思う人はいないでしょ?」と、突っ込む。

要さんの話し方がやはりとても面白く、笑いすぎて、涙が出てしまった。

ようやく、各メンバーにバトンタッチする要さん。

この時だったかな?要さんが、マイクをがばっと口の中にいれたのは。この行動もかなり面白かった。

柿沼さんは、「誰もがそうだと思いますが…」と話し始めると、「柿沼は、特別なんだから、誰でもって決めつけるなよ〜」と要さん。

「ふるさと」の、「うさぎ追いし〜」の部分、「ウサギを食べるのか〜」と思ったということや、

「君が代」の「巌となりて〜」を「岩音鳴りて」と思っていたことなどを話した。結構、誰もが勘違いする内容だったな(笑)。

寺田さんは、「からす〜なぜなくの〜♪」と歌い始める。「かわいい7つの子があるからよ〜♪」を、

「7羽」ではなく、「7歳」と勘違いしていたらしい。で、VOHさんに、「からすって何年生きるんだろうね?」と突っ込む要さん。

…10年以上?」と答えると、「調べておけよ〜」と言われる(笑)。

健ちゃんは、大爆笑を誘う内容。5歳の時、山口で親戚一同が集まった時の話をしてくれた。

その時、健一少年は、親戚の前で、歌うことに。少年の選んだ曲は、山口百恵の、「ひと夏の経験」(これを歌う少年も凄いよな)。

さて、健一少年には、その時、「罠」というボキャブラリーが無かったそうだ。

その為、「あなたに女の子の一番、大切なものをあげるわ〜(中略)誘惑の甘い穴〜♪」(くねくねと振りを付けて、歌ってくれた健ちゃん)

と歌ってしまい、親戚の叔父さん達は大受けしていたそう。

それを聞いた要さん、「…大事なものあげちゃったのね」と。「まさかそんな事を言うとは…」という表情で、健ちゃんを見る要さん。

メンバーも客席も笑う。柿沼さんはちょっと照れ気味。

「さて、このまま行くと、品が落ちるので…」と、要さん。とにかく、客席は大爆笑。

健ちゃんが、スタレビでちょっとした下ネタ系を持ってきたのは、初めてではないか?

ちょっとつぼに入ってしまった私は、しばらく笑いが止まらず。

VOHさんは、「夕焼け小焼け」。「負われて見たのは〜♪」を「追われて見たのは」と勘違い。

「誰に追われたんだ?」と思っていたそうで。要さんに、「それは、おんぶの、『負う』だよ」と、言われる。ちなみに私も、そう思っていた。

 

◆ 本編後半(M11〜M19

「栄光のスタッフリクエストコーナー」で、選ばれたアルバムは、「SUPER DONUTS」。

1987年4月13日、初めて、本会場で公演したということ。その時のツアーが、「SUPER DONUTS」(ツアー最終日だったらしい)。

ちなみに、手紙の追伸は、「寺田さん、スタッフと仕事以外で話をしているのを久しぶりに見ました。

まさか、今日のリクエスト聞こうとしたわけじゃないですよね」というもの。

歌詞カードをチェックする、要さん。とても真剣に、歌詞を読む要さん。

これは本当に、歌詞に自信がなさそう(笑)。

「君のために…」と「素敵なWink Cat」を続けて演奏。「素敵な〜」のイントロがかかると、お客さんも立ちあがる。ノリノリな、場内。

「もうちょっとだけ〜」でも、「NO!NO!〜」でも、初参加の友人、一緒に踊ってくれている。「のってくれてるな〜〜」と、再びほくそえむ私。

場内は、ものすごい盛り上がり。大宮・千葉を超えているような、なんと言うのだろう。「壊れてる」そんな表現がぴったりだろうか。

 

◆ アンコール

盛り上がりは、さらにアップ。衰えを見せずに、壊れていくばかり(笑)。

「東京ブギウギ」の、「I’ve got my〜」につながる間奏では、「皆さん一緒に壊れましょう!!」と、

極上の笑顔で声高らかに伝える要さん。

その言葉の通り、ステージ上は壊れていたし、客席の盛り上がりも、「どうなっちゃっているの?」状態。

とにかくもの凄く、パワーみなぎる空間。

「Stars」の前では、お客さんの拍手が全然鳴り止まない。例えるならば、ツアー楽日のような拍手の大きさと長さ。

要さんは、ちょっと照れながら、「まいったなぁ」という表情。

はにかみ笑顔で、「あ〜〜〜〜♪りがとうございました」と、メンバー一同。

それでも止まない拍手。あまりにも長く続くので、「ばっかじゃないの〜?」と要さん。

極上の笑顔で、メンバー一同、お客さんに拍手。

本当に、今までの中で一番良い笑顔だったような気がするな。

メンバーは、「Stars」を歌い、お客さんに惜しまれつつ、ステージを去った(終了、21:20)。

 

◆ チョット感想

はっきり言って、この公演では、思いっきり笑った。演奏もさる事ながら、トークものっていた。笑い過ぎでお腹は痛いし、涙は出るし。

今回は本当に、何かが違っていたような気がする。お客さんの盛り上がりも凄いし、メンバーは登場時からいつも以上に軽やかな感じだったし。

要さんは、何度も笑顔でガッツポーズするし(回を増すごとに、大きくなるガッツポーズ)。

初参加の友人も、とても楽しんでくれ、嬉しい。

「要さんは、テレビで見ているようにやっぱり面白いし、要さんだけではなく、他のメンバーも皆、濃いキャラクターなんだね(笑)。

来てよかった。楽しいし、演奏も歌も上手い!Keyの人から目が離せなかった…他のメンバーと違う、動きとか、衣装の感じとか。

なんか目がいってしまう…。ミッチーになんとなく似てるよね(彼女はミッチーも好きなのだ)」と、コメント。

そんな健ちゃんから目が離せなくなってしまった彼女は、9月の健ちゃんのソロライブに、行くことを決めた(誘ったら、行くと返事)。

後に、「もしかして、上手く乗せられた?してやったりって感じ?」と言われた私。

確かにそれが、まったく無いと言ったら嘘になるけど、ここまで、健ちゃんにはまるとは…予想外の展開。

スタレビのステージは、何度見ても違う楽しさがあるから、行けるときには行ってみてねぇと、またまた、後日勧める私。

彼女は、着々と、スタレビの道を歩んでくれるのだろうか?見ものだ。